ICRP139 Occupational Radiological Protection in Interventional Procedures (インターベンション手技における職業的放射線防護)の要旨

ICRP, 2018. インターベンション手技における職業的放射線防護.ICRP Publication 139. Ann. ICRP 47(2).

執筆者
P. Ortiz Lopez, L.T. Dauer, R. Loose, C.J. Martin, D.L. Miller, E. Vaño, M. Doruff, R. Padovani, G. Massera, C. Yoder.

要旨-委員会は、最近の出版物(117勧告および120勧告)において、医師およびその他の医療従事者に対し、インターベンションを行う際に患者および自分自身を防護するための対策について、実践的な助言を行った。これらの対策は、放射線防護の要素の枠組みに包含され、放射線防護に責任を持つ専門家が利用可能である場合にのみ、効果的である。この枠組みには、被ばく線量のモニタリング、防護衣、教育・訓練、プログラム実施の質的保証のための戦略を含む放射線防護プログラムが含まれる。

 インターベンショナル手技への職業的放射線防護に責任を持つ専門家には、医学物理士、放射線防護専門家、線量測定サービスに従事する職員、装置製造や保守をする会社の臨床利用支援者、装置や手順の標準化やトレーニングに携わるスタッフ、労働衛生担当職員、財政支援に責任を持つ病院管理者、専門機関や規制当局が含まれる。本書は、これらの要素や読者を対象とし、防護衣着用時の線量計の測定値からの実効線量の評価、防護眼鏡の有無による眼の被曝の推定、四肢のモニタリング、防護衣の選択と試験、作業線量が異常に高いまたは低い場合の介入手順の監査(後者は線量計が着用されていない可能性を意味する)などの特定の問題に対する助言を提供する。

 

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