原子力規制庁体験プログラム(令和8年度夏季)に参加しました

原子力規制庁体験プログラム(令和5年8月28日から9月1日)に本学医学部保健学科2年の大平晃聖さんが参加してきました。お世話になりました原子力規制庁の皆様、ありがとうございました。以下は、学生からの報告書になります。

令和8年度原子力規制庁夏期職場体験プログラム報告書

令和8年9月3日

九州大学医学部保健学科放射線技術科学専攻2年 大平晃聖

令和8年8月17日から21日までの5日間、原子力規制庁の夏期職場体験プログラムに参加させていただきました。放射線規制部門に配属され、規制庁全体および部門内の業務について詳しく学ぶとともに、さまざまな貴重な経験をさせていただきました。

1日目は、原子力規制委員会について学びました。他の省庁と異なり、東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえて発足された組織であり、「原子力に対する確かな規制を通じて、人と環境を守る」という理念のもと、5つの活動原則に基づいて業務を行っていることを学びました。特に、職員の皆様の温かなご対応や、勤続年数に関わらず誰もが提案や意見を述べられる社風から、組織全体の一体感や職員一人ひとりの向上心・責任感を強く実感しました。機密情報も多い中で、開示できる情報はすべて開示するという姿勢は素晴らしく、実習の中でもできるだけ多くのことを知ってもらいたいという姿勢を、担当してくださった職員の方全員から感じることができました。この経験を通じて、原子力規制庁が透明で開かれた組織であることを実感しました。

2日目からは実際に放射線規制部門に配属され、部門内の各班の方から、演習を交えた説明をしていただきました。安全規制管理官のもと、多岐にわたる業務は総括班、セーフティ班、セキュリティ班、制度・国際班、フュージョン班、登録機関・文書班の6つの班に分かれており、今回はこの6班すべてを回り、各班の所管事項について説明を受けるとともに、いくつかの班では演習形式で実際の業務も体験させていただきました。具体的には、放射性同位元素等の規制に関する法律(RI法)に基づく問い合わせ対応の演習や、RI法と炉規法の比較を通じた核融合施設の規制に関する考察などを体験しました。特に問い合わせ対応の演習では、RI法全体の構成について実践的に理解を深めることができました。また、RI法と炉規法の比較では、発展途上にある核融合技術に対する規制のあり方を考察し、今後発展しうる技術に対しても能動的に対応しようとする姿勢を実感し、感銘を受けました。

そのほかにも、委員会の傍聴、緊急時対応センター(ERC)や原子力発電所のシミュレータの見学、委員・幹部の方との懇談、ろくいち・ふくいちの見学などもさせていただきました。特に委員・幹部との懇談では、規制庁に関するお話だけでなく人生についても貴重なお考えを伺うことができ、自分の価値観を見つめ直し、視野を広げる大変貴重な機会となりました。

本プログラムを通じて、原子力規制庁では国全体の施設やその方針に関わる大きな規模の仕事ができるだけでなく、国の機関としてIAEAや他の先進国との関わりを通じて、世界規模で活躍できることを学びました。原子力や放射線について専門的な知識を持つ職員の方もいらっしゃいますが、入庁するまで知識がなかったという方も多く、入庁後の研修制度が充実している点も魅力的だと感じました。さまざまな説明の中で、興味があれば誰にでも挑戦の機会があるということが強調されており、その点も素晴らしいと思いました。自分の将来を考えるうえで、専攻に関連する職業のみを考えていた自分に気づかされ、将来に対する視野が大きく広がったと感じています。

最後になりましたが、本職場体験プログラムへの参加にあたりご尽力いただいた藤淵先生、プログラム中に大変お世話になりました髙橋様、放射線規制部門の皆様、人事課の皆様、関わってくださったすべての皆様に、心から感謝申し上げます。

 

 

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